連続レクチャー「二〇世紀の歌と抽象 --ポピュラー・ミュージックと「ジャズ」」
連続レクチャー「二〇世紀の歌と抽象 --ポピュラー・ミュージックと『ジャズ』」
お話し:大谷能生(音楽家、批評家)
第一回目 2008年3月21日(金) 「I Loves You , Porgy」
第二回目 2008年4月18日(金) 「White Christmas」
第三回目 2008年6月13日(金) 「Just One of Those Thing」
第四回目 2008年7月25日(金) 「My favorite Things」←日程が変わりました
四回目は当初7月18日の予定でしたが日程が7月25日に変わりました。
☆20世紀はとにかく人間がミュージックに首ったけだった世紀でした。音楽の女神にこんなにカジュアルに、しかも毎朝毎晩甘えまくって過ごした時代
は歴史上はじめてだったんじゃないでしょうか? レコードっていう発明品を貢ぐことによって、もしかすると彼女の方も、少しはこちらを振り向いている時間
を長くしてくれたのかもしれません。
そんな二〇世紀の音楽の中で、もっとも多くの人々を熱狂させ、それを唄うことによって国民が自身
の国をあらたにユナイトした、二〇世紀前半のアメリカン・ポピュラー・ミュージックの魅力と、そのポップ・ソングを「抽象化」することによって、さらなる
音楽的領域を切り開いた「ジャズ」という音楽とについて、毎回ある作曲家のある一曲を取り上げる形で勉強していきたいと思います。第一回目はジョージ・
ガーシュインの「I Loves You , Porgy」です。
東欧からの移民の二世である、ユダヤ系アメリカ人が作った、アメリカ黒人の僻村を舞台にした、ヨーロッパ音楽の最高峰である「オペラ」ーーー 『ポーギーとベス』の中からの一曲です。多くのジャズメンに愛されたこの曲を、多くの音源を聴きながら、さまざまな角度で切ってみたいと思います。講義前 に、大谷のサックス・ソロ・ミニライブもあります。よろしくお願い致します。
各回 19時より
入場料 予約1800円 当日2000円
メールでご予約いただけると助かります。
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大谷能生:
1972年生まれ。批評家、音楽家。96年〜02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。
様々な雑誌、
webへの執筆・寄稿を行い日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。
2004年9月、菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社刊)を上梓。
2004、2005年と同氏と共に東京大学教養学部にて講義 を担当。『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』『同 キー ワード編』(菊地成孔・大谷能生/メディア総合研究所)として書籍化される。
他に、『日本の電子音楽』(川崎弘二著 大谷能生協力/愛育社)、『200CDジャズ入門 200音楽書シリーズ』(200CDジャズ入門編纂委員会編/学習研究社刊)等。2007年10月に月 曜 社から初の単独批評単行本『貧しい音楽』刊行。
音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。2006年12月にはソロ・アルバム『「河 岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏を行っている。
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コメント
この記事にトラックバックがついたんですが、これって大谷能生という名前(というか文字)がネット上に書き込まれると全部拾い上げてくれるサーチエンジンなんでしょうか。
うーん、すごい。
投稿: 新見 | 2008年2月22日 (金) 10時41分