勝手にレビューvol.2
2007/10/07 よるの耳の採集
出演:パグダス(from東京)、Ohio Girl Surf Team、西本さゆり、渡辺紀明+しnすけ+じゅんこ、Peke(PAPA、オシロスコッティ、DORPPEN.G)
すこし秋の兆しの夜。開演時間ぎりぎりに行くと、パルルの入り口には黄色い灯りに照らされて何人かが談笑している。たまに肩をすぼめる。私はアイスティーを頼んで一番奥の席に座る。
1組目:Peke(PAPA、オシロスコッティ、DROPPEN.G)
一人はギターで、二人は機械(内、一人は手作り機材)。静かに座っています。
三人が他人ごとのような様子で、音は重なるよりも散りばめられていく。夢が夢だと気付いたまま見る夢のようにもやもやとふわふわと、あちこちに広がる。音が大きくなって変な音がしてきて、あれあれー、と目が覚めるように、さっと終わる。少し早く終わってしまって名残惜しい。
2組目:Ohio Surf Girl Team
「犬、ワン!犬、ワン!」と唄う彼女たち。ゆっくりじっくり楽しんでいるよう。謎の南の島の民謡。ボンッポッ、とコンガの音と少しよじれたピアニカにやわらかいギターの音と、つぶやくような三人の唄。「紅茶はポットもカップもちゃんとあたためてからいれたりする人たちなんだろうなー。」なんて勝手に連想。
3組目:渡辺紀明+しnすけ+じゅんこ
彼らは全力投球!というようで、ギターも「ジャーン!」とピアノも「タラララン!」、唄も「ハアァーン!」。
別のライブハウスに来たかのように空気が変わる。ライブたのしい!と言い放ってるようでした。
4組目:西本さゆり(ETT)
普段はETTとして二人で活動している彼女。今日はひとり弾き語り。ドキドキしてしんみりして顔がほころびます。彼女の唄を聴くと、「何かいろんなものを落っことしてきてしまったなー。」という気持ちになります。
5組目:パグダス(ゲスト:シバタさん(ボルゾイ)、野村さん(lakeside))
一人が眠ったままでライブはスタート。いいのかなー。
1曲1曲が短く詩のように終わる。野村さんのギターを弾く姿は力強いのに流れてくる音は繊細で。シバタさんが途中から演奏に加わると世界がひと回り大きくなり、坂田さんの唄は悩ましく、若き頃のせつなさがよみがえってくるようでした。
ライブ終了。
自転車に乗って帰り道。気づかぬうち「はみがきをー、しない子はー、ゴキブリにー口かまれるよっ。」とさゆりさんの唄を口ずさんでました。
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