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2007年7月26日 (木)

トークショー"病を演じる社会:ロッセリーニ映画論 ースラヴォイ・ジジェクの理論の解説 第3弾ー"

トークショー"病を演じる社会:ロッセリーニ映画論 ースラヴォイ・ジジェクの理論の解説 第3弾ー"

2007年7月28日(土) 15時より(14時30分開場) 
入場料800円
講師 哲学者 河津邦喜

精神科医の斉藤環氏によると、現代は『心理学化』された社会です。精神分析が放棄されて薬による治療へ移行したのと裏腹に、アートやエンターテインメントを中心に、社会のあらゆる文化に'俗流精神分析''トラウマ語り'が満ち溢れ、ジジェクによると境界性人格障害者は、流通する'心の病というストーリー'を無意識に演じるのだそうです。ジル・ドゥルーズは、『アンチ・オイディプス』でそういう心理学化を生の退廃として批判したはずでした。ところが、ジジェクにせよ、斉藤環氏にせよ、ラカンによって現代社会と文化を精神分析的に読解することに熱中しています。ジジェクの場合、読解されるのは、社会とは別個に生きられる個人の心理ではなく、社会そのものの幻想生産のメカニズムであり、彼はポストモダンのナルシス的自我を批判して啓蒙主義的理性の暴力へ立ち返ろうとしますが、彼の分析は、シニカルな批判に見えて、単なるスペクタクル化に過ぎないとも思えます。『汝の症候を楽しめ』のロッセリーニ映画論を取り上げて、その観点から解説したいと思います。

人物紹介 
河津邦喜。知る人ぞ知る、名古屋の隠れた哲学者。専門は現代フランス思想だが、その飽くことを知らない探求は、縦横無尽に、古今東西の古典文学から現代の科学哲学をカヴァーする。その平明な語り口でもって、中京大学などで刺激的な講義を行なっている。

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